Energie Art Koza 生徒作品展
エナジーアート講座
アラン ミコー
クレヨン 2015
2015.12.11 ~ 13
ギャラリータカハシ
CRAYON 2015
Neuvième édition, « Crayon 2015 »: et comme chaque année c’est avec une grande joie et une certaine fierté que nous vous proposons une sélection des meilleures réalisations de nos très chers élèves.
Le cours « Energie Art Koza », a toujours donné la priorité à l’expression individuelle et personnalisée pour des créations riches et variées, la recherche restant un objectif essentiel.
« Artiste en devenir » ou « Artiste confirmé », au-delà de la technique, un ressenti, une émotion, une vibration et une expression spontanée, et néanmoins maitrisée, pour véhiculer le rêve. Cette année encore pour le crayon le thème donné était la peur. Quant à la peinture acrylique, un thème nouveau, cette année: le feu de la passion!
La palette est large pour témoigner du plaisir, de la joie et du bonheur de la création… Mais laissons les images parler!
Accompagnez-moi pour découvrir ces merveilleux travaux, le résultat d’une année passionnante, et une fois encore, bravo aux élèves!
Alain Micaud
9回目の《クレヨン2015》今年も、親愛なる生徒の皆さんの作品の中から最も優れた作品をより多くの方々に御覧頂きますことに、大きな喜びと誇りを感じております。
《エネルジー・アート講座》は常に、豊かで多様なクリエーションのために個人とそのパーソナリティーの表現に優先権を与えてきました。その本質的目標は常に変わらず“探究”にあります。
《将来のアーティスト》または、《既にアーティスト》にとって、技術以上に、感じること、エモーション、バイブレーション、そして制御力を失わない自発的自己表現が、ひとつの夢を運ぶことになります。今年もまた、《クレヨン》に与えられたテーマは「恐れ」です。そして今年、アクリル画の新しいテーマは、「情熱の炎」!
クリエーションの楽しみや喜び、そして幸せを証言するためのパレットは幅広く・・・では、作品たちに直接語ってもらいましょう!
どうぞ、私に追いて来て下さい。最高のワーク、情熱的な1年の集大成を発見するために。
そして、生徒の皆さん、今回もブラボー!
アラン ミコー
[ Paradox / パラドックス ]
Crayon : 7.3 cm x 20.0 cm
[ freedom ]
Crayon : 9.1 cm x 19.0 cm
[ Departure ]
Crayon : 20.0 cm x 14.8 cm
人々の旅への期待に満ちた空港の喧噪の中、
ヒールの足音高く、新しい未来に踏み出して行く。
堅牢なスーツケースの中は、多分 空・・・・。
旅の帰路に、その中は、新たな人生への 輝く決意,
思いで満たされていることだろう。
あなたの 再生の旅立ちに ボン・ボヤージ!!
リズミカルな音楽が聞こえてくる。
耳を澄まそう・・・・。
無限に繰り出される さまざまな色彩を秘めた、
ボリュームの世界。
繊細な感性に裏打ちされて・・・
アーティストAki の誕生を祝福しよう!
[ Jiyu / 自由 ]
Crayon : 8.3 cm x 20.0 cm
美しくマニュキュアをほどこされたその「手」は、
行進しているかのよう。
あまりにも規律正しい 軍隊の行進。
ただ 前へ 前へ・・・・。いったいどこに向かって?
持ち主の意志を超えて、「手」だけが 嬉々として
独自の意志を持って行進を続ける。
前へ 前へ・・・・
パリのとあるビストロ。
そこに もう一つの物語が・・・・。
無抵抗な小さな存在に つき刺さるナイフ。
心に秘め続けた 痛みの闇の深さ・・・・。
フォークにまで抑えつけられてしまうのも、時間の問題か。
食欲をそそる匂い、心地よい喧噪・・・・
お楽しみのランチの時!
[ Jiyu to Kanosei / 自由と可能性 ]
Crayon : 16.9 cm x 9.4 cm
高く掲げられたトーチは、
たゆむことなく“自身を花開かせる可能性”を希求している
者たちを、輝く未来へと導く 炎の灯り。
その炎をみつめつつ、過去、現在、そして未来へと、
“ 時の道 ”を、あなたの魂が 誇りを持って
歩み続けんことを!!
[ Jun shin / 純真 ]
Crayon : 11.3 cm x 15.0 cm
無垢な、愛らしい5本の指。
無限の可能性を秘めた未来を、しっかりと握りしめている。
その手を、母の深い愛の思いが、温かく優しく包み込み・・・・
親としての、わが子への 誇らしい責任感も、
静かに伝わってくる。
[ Itoshi Hito / 愛しい人 ]
Acrylic : S15 ( 65.2 cm x 65.2 cm )
オレンジのオブジェは、時を経て、
今、忽然と、東京・六本木の街中に、姿を現した。
己の強い意志と情熱を持って ―。
アーティストMiyukiが、“パッション”は、曲線だけで
表現できることを、私たちに明確に教えてくれる。
[ Haku chu mu / 白昼夢 ]
Acrylic : S15 ( 65.2 cm x 65.2 cm )
恋人を待ち焦がれる熱い想いを、彼女の背中は 語る。
開脚した美しい足は勿論のこと、豊かな臀部を支える
椅子の紫色が、なんとも官能的!。
彼女と恋人とのアバンチュールを見守り続ける
沈黙のしもべのようでもあり・・・。
真昼の潮風が、カーテンをなびかせ、
恋人の足音を耳にしたのか、彼女は気怠そうに
ゆっくりと振り向いた。
[ Shisen / 視線 ]
Crayon : 6.6 cm x 20.0 cm
そこにだけ、愛のスポットライトが当たり・・・・
二客のコーヒーカップは 楽しげに語り合っている。
恋のときめき・・・・私たちの知らない所で、
ひそやかな秘密のラブストーリーが、始まっている!
[ Jibun jishin / 自分自身 ]
Crayon : 18.1 cm x 13.2 cm
鏡に自身の顔を写し、その顔の一部をクローズアップする
という構図ゆえに、大きな片目からは、
作者の 今まで生きてきた人生のストーリーが、今の思いが、
無声の言葉となって語られる。
やがて、コケティッシュでまっすぐなその視線は、
私達にとっては他人の視線となり、
私達の心を 興味深げに透視しようとしている。
[ Mikata / 味方 ]
Crayon : 12.8 cm x 16.0 cm
光のムーブメントが織りなす もう一つの世界 ― 。
そこは、曲線が作りだす 統一性の無い、
自在の変化に満ちた 小宇宙。
私たちを、多忙さから ひと時 解放し、
温かな 癒しのエネルギーとなって 包みこむ・・・・
[ Do kei / 憧憬 ]
Acrylic : S15 ( 65.2 cm x 65.2 cm )
彼方のひとに、想いを馳せる・・・・。
眼前の青空のように、くっきりとゆるぎない愛を滲ます
後ろ姿。
想いを寄せるひとの不在ゆえに
恋しさは ますます募る・・・・。
黒髪が、エキゾチックだ。
その豊かな黒髪は、彼女の美しい容貌と、想いびとと過ごしたで
あろう満ち足りた愛の時間を、私達に連想させてくれる。
[ Kaiho / 解放 ]
Acrylic : S15 ( 65.2 cm x 65.2 cm )
魂をゆさぶる力強い歌声が、画面に満ちる
彼女の歌声は、今 画面を超えて
彼方の世界にまで のびていく・・・・
アーティストMihoは、見事な色彩のセンスを
遺憾なく発揮している。
[ Mirai / 未来 ]
Crayon : 18.8 cm x 12.6 cm
コンクリートのトンネルは、人生のトンネルでもあるか?
母親の産道の暗示とも・・・・
トンネルの向こうには、冬空に枝を伸ばす裸樹たちが-。
それは、未来の風景?
もしくは、現世を超えたもう一つの世界?
裸樹は、未知への恐れを映し出す風景かもしれない
[ Ori / 檻 ]
Crayon : 10.3 cm x 10.3 cm
[ Checkmate / チェックメイト ]
Acrylic : S15 ( 65.2 cm x 65.2 cm )
[ 檻 ]
閉じ込められた日々の長さと、声にならない、抑圧された思い-。
形のない強固な刑務所が、具象化され、無声の闇が広がる・・・
かなたの うっすらと差し込む薄明が、
解き放たれる日がやがて来ることを、予感させてくれる。
[ Checkmate ]
本命をつかまえ、堂々と立つ、勝者の駒。惨めに跪く敗者。
ハートのエースは、満足気だ。笑みさえ浮かべている。
彼は、強い女性が好きなのだ。
やがて、エースのカードは立ち上がり、
彼を射止めた強く美しい駒を 支配していく・・・・。
愛のゲームは、危うい均衡を保ちつつ果てがない。
[ Misete / 魅せて ]
Acrylic : S15 (65.2 cm x 65.2 cm)
熱い肉体から放たれる 官能の曲線・・・・
青いカーテンは、海風と化し、クールに彼女を 抱く
彼女は、“女”という性だけを希求し、
昇りつめていく・・・・
[ Akai Honou / 赤い炎 ]
Acrylic : S15 ( 65.2 cm x 65.2 cm )
“炎”は、じっと見つめていると、
原始時代を想起させられる・・・・
女性が顔に化粧を施すこともなく、衣服の美を誇ることもなく、
ただ「女」という性のみで、存在していたであろう時代。
アーティストYukaの描く“炎の女”は、エレガントで現代的だ。
何ものにもとらわれず、執着なく、行きたい所へ 自由に・・・
美しく、ダイナミックに ゆらめき続ける。
[ Kanata / 彼方 ]
Crayon : 15.8 cm x 14.7 cm
放課後の時間だろうか。 休み時間だろうか。
教室の主人公である生徒たちは、いない・・・・。
でも・・・・生徒たちの歓声、未来への夢、今の不安・・・・
そんな“あおい” エネルギーが、
室内に 漂い、呼吸している。
アーティストMotokoは、私達を 可能性をいっぱい秘めていた
十代のメモリーに 立ち帰らせてくれる・・・・。
[ Ai koso ga subete / 愛こそがすべて ]
Acrylic : S15 ( 65.2 cm x 65.2 cm )
彼のハートを打ち抜こうとしている?
それとも、ライバルの女性を?
きれいに伸びた2本の腕に、
彼女の“意志”は存在し、集中している。
それは、危険なゲーム?
見えない彼女の顔は、微笑んでいるのだろうか・・・?
それとも・・・・
奇しくも、ハートのチャクラの色は、グリーンである。